力学激弱のための編入ブログ

編入体験記とか院試とか元気が出ることが書いてあるよ

【院試】やった勉強!

こんにちは。忘れないうちに何をやったか書いときます。

 

私みたいに交友関係が狭いとこのような情報を仕入れるのにも時間がかかると思うので,そういう人にとってはどんな感じで院試の対策をすべきかを手早く知ることが出来ると思います。

 

ちな、受験先は東北大学の電気情報系の研究科(のうちどこか)です。

 

科目は電気・物理系を選択し、数学基礎、電気回路、電気工学、電子工学を選択する予定でした。

 

【ここ10回の出題範囲】

数学基礎線形代数[頻出],複素関数論[頻出],フーリエ解析ラプラス変換

それ以外の内容は道具です。

 

電気回路:正弦波定常交流回路,過渡回路,二端子対回路,分布定数回路[頻出]

多分三相は出ないです。

 

電気工学(電気機器):電磁エネルギー,磁気回路方程式,変圧器[頻出]

ほとんど変圧器なんじゃないかという説。

 

電気工学(制御工学):ブロック線図,ラウス=フルビッツ安定判別法[頻出],偏差[頻出],ナイキスト安定判別法[頻出],PM・GMなど

要するに全部です。

 

電子工学半導体の物理,電子回路の素子[頻出],増幅回路[頻出]

半導体の物理はアレです。フェルミ準位とかドリフト電流とか。

 

【初期状態】

数学基礎逆行列とかヤコビアンの計算方法とかところどころ抜け落ちてるけど体系的には理解している。

(ここで体系的な理解があるのとないとでは点数の安定性に大きく影響が出る印象)

 

電気回路:同じくリハビリしないと息を吸うように計算ができない状態だが、交流・過渡の問題に関しては問題が解ける程度には体系的に理解している。ただし大学で二端子対回路と分布定数回路は履修していないのでそこは壊滅。

(回路は複素数の計算を息を吸うように行う必要があるので、そこが慣れているかが大事だと思う)

 

電気工学:制御歴2.5年の私にかかれば制御工学は余裕です。電気機器?知らない子ですね...。

(電気工学=電気機器+制御工学。電気機器は理解よりも暗記が,制御工学は暗記より理解が求められる印象)

 

電子工学:大学の電子回路が感動的にわかりやすかったのでなんか解けそう。多分誰でも教科書見ればすぐ解けます。

 

こんな感じです。「院試は2か月やれば十分」と言っている人は基本的に体系的な理解を前提にしているので、各科目において体系的な理解がない学生は泣きながらしっかり余裕をもって準備したほうが良いと思われる。

 

【勉強したこと・意識したこと】

数学基礎

体系的な理解があるので比較的楽でした。要するに過去問を8回分くらい解いて,計算方法を忘れている項目を意識しながら編入数学徹底研究で復習しました。

 

数学基礎で気になる点として,「どこまで勉強すればよいか」がありますが個人的には,

 

線形固有値以外は教科書の例題が解ける程度にやって,固有値は証明や有名な応用くらいは解けるように固めておく。"固"有値だけに。アッハッハッハ!!

複素関数:複素積分→実積分への応用しか出ないので,留数を呼吸のごとく求められるようにし,実積分への応用を呼吸のごとく解けるようにする。留数の呼吸、壱の

フーリエフーリエ変換フーリエ級数展開をできるようにする。

ラプラスラプラス変換,逆変換を定義通りできるようにし,微分方程式を解けるようにする。

 

これくらいが目安だと思ってます。一番いいのは前回の院試の過去問を参考にすることですがね。多分前回の院試と同じ人が4月入学の院試を担当していると思われる。

 

電気回路

分布定数回路以外に関してはおおむね理解していたので,そこさえなんとかすればといった感じ。分布定数回路は2年に1回は出るイメージあるのでここから着手すると良いです。

 

ただし分布定数回路と言っても正弦波定常状態しか出ない傾向があるので,範囲は激狭です。やったね!!!!!!

 

教科書に載ってる式を使えばほとんどの問題が解けるので,とにもかくにも教科書を読んで体系的な理解を目指し,その後過去問に挑戦すればよいです。

 

教科書の章末の解説を見れば定理をどう適用するかとか分かると思います。

 

あとやってれば分かると思いますが,ほぼすべての問題に関して例の縦続行列を適用するアプローチでいい感じに解けるので実は簡単です。最初はゲロ吐くと思いますが頑張ってみてください。

 

あとは過渡回路をたくさんやればOKです。具体的には微分方程式での解き方・ラプラス変換での解き方どちらも使いこなせるようにしましょう。

 

過去問やってて足りなそうなところはやたらと高い教科書の出番です。

 

こんな感じで電気回路は過去問ベースでやって,不足している点は教科書で補う感じです。

 

電気工学(制御工学)

制御工学は教科書に載ってる問題程度しか出ないので,ひたすら教科書の章末が解けるようになるまで教科書を読み込むしかないです。

 

なるべく定義・定理を物理的に理解すると直感的で覚えやすくなります。例えばGMは位相が-180度のときの振幅だからこういう風に定義されるのが自然だわ~みたいな感じで。

 

あとは範囲が広そうに見えてポイントは絞られているので実はやってみると短かったりします。制御苦手な人もやってみて〜。

 

とりあえず過去問に出てる問題からやる感じでもいいと思います。

 

電気工学(電気機器)

歴史が浅いので傾向が読みにくいですがだいたい変圧器が出ます。理由としては問題が作りやすいからなのではないかと思います。

 

対策としては過去問やるのもいいけど電験の問題ググってやると良いです。あとは電磁エネルギー変換の講義の課題プリント。これだけは命に代えてでも手に入れましょう。

 

電子工学

たいてい増幅回路が出ます。そしてたいていの増幅回路は電子情報回路1の4章をやり込めば解けるようになります。範囲が激狭なので一日で終わります。

 

たいていじゃない場合は電子回路素子の仕組みが問われがちです。バンド図を交えて説明できるのが望ましいです。

 

そんなときに役に立つのがS先生の授業のノート。バンド図を息を吸うように扱っているのでこれを見ればバンド図マスターだ!!!!

 

あとは5回に1回くらい地獄のような問題が出ます。これはなかったことにしましょう。

 

【どのくらい勉強したか】

コアタイムなし研究室だったので好きなように時間が使えたので7月の頭くらいには本腰を入れて勉強していました。

 

2週間くらいサボると忘れるので2週間周期で忘れそうなことを復習すると良いと思います。

 

【院試】令和4年度東北大学大学院試験体験記【電気・情報系】

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東北大学大学院の電気・情報系の院試を受けてきたので体験記書きます。私は【一般入試・成績優秀者・東北大学工学部卒業見込み】の枠で受験しているので同じ境遇の方は参考になると思います。

といってもこの記事の内容は当日の立ち回りであったり、試験の内容・感想ばっか書くつもりなので試験のシステムや問題の傾向に関しては別の記事をご覧ください。

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1日目は基礎科目があります。前日は起き慣れない朝起床ということで早めに寝ましょう。

試験時間は9:40-10:40ですが、集合時間は9:00厳守で、9:15からはトイレにも行けなくなります。所持するものは郵送された受験票と検温票,筆記用具のみで大丈夫です。個人的には待機時間が長いため飲み物を持ち込んだほうが良いでしょう。

私は8:50くらいに会場入りしました。ここから40分も耐久しなきゃならないので、筑波の編入試験並に腹痛がしんどかったです(わかれ)。

全員集まったら誓約書にレ点を書き込み、署名をしたら問題用紙、解答用紙、草案用紙が配られます。もう何でもするから早く試験始めてくれぇ。

①電気回路 8割
さて電気回路ですが、例年通りならば伝送回路、過渡回路、二端子対回路から骨のある問題が出題されますが、ペラっとめくった瞬間に3か月の努力が一瞬にして否定され、試験中にも関わらずうわああああああああああああああああああああああああああと叫んで途中退出し、ウユニ塩湖でunravelのF/T収録してこようか迷いましたが、堪えました。

第1問 記号法による交流回路の解析:10割
RLC直列交流回路に関する問題が出題されました。

(1)RLC直列回路の電流を極形式で求める。
記号法により回路図を書き換え,オームの法則を適用するだけです。

(2)回路の有効電力、無効電力を求める。
回路の有効電力は Rでしか消費されないので求めた電流の実効値 Iにより RI^2。無効電力は皮相電力 EIから三平方でよっこいしょすれば求まります。または皮相電力を求めて電流から得られた cosθ,sinθをそれぞれ掛けてもよさそう。

(3)RLC直列素子に対して並列にコンデンサ C_sを接続した時に力率が1になる C_sの値を求める。
つまり共振条件なので回路全体の合成インピーダンスの虚部が0になればよさそうです。

(4)共振電流 I_s C_sを接続しない時の回路電流 I、電源電圧 Eの関係をフェーザ図でまとめる。
求めた I I_s Eを基準としたフェーザ図に描きます。具体的な値が与えられているのでそれを代入すると並列共振のフェーザ図が出てきました。

見直しする時間が無いので合っているかは不明ですが合ってそうではある。

なおこの問題が解き終わった時点で残り時間が30分。数学基礎を解く時間が無くなってしまうのでこの時点で電気回路は切って数学基礎に移動しました。

第2問 ブリッジの平衡条件:6割
記憶が正しければヘヴィサイドのブリッジが出た思います。ブリッジのくせに回路が傾いていないし、変な相互インダクタンスが付いてるし、初見じゃブリッジ回路に見えません。なんかとんでもなく面倒な過渡回路かと思いました。

問題の内容としてはブリッジが平衡になる時の相互インダクタンス Mを求めよといったもので、相互コイルをT型等価回路に直して、ブリッジの平衡条件を適用するだけでした。

ただしこれを解き始めたのが試験終了5分前。とにかく相互コイルをT型等価回路に直してブリッジの平衡条件を知ってることをアピールしないと部分点すらもらえないと察したので急いで書き殴りました。

どうやら相互コイルが逆巻きだったことに気づかず符号を間違ってしまいましたが、そこ以外は多分合っているはず。6割。

②数学基礎 10割
こちらは傾向通り線形代数+応数でした。

第1問 行列のn乗:10割
対称行列でない3*3の正方行列が与えられ、それを(1)-(4)の順に従って n乗する代表的な固有値の応用でした。完答。

第2問 フーリエ級数展開:10割
傾向大ハズレもいいところのフーリエ級数展開でしたが、 f(x)=x(0から2π, 周期2π)で、さらにフーリエ係数の求め方,積分範囲も与えられたのでフーリエ級数展開を被った只の積分でした。

(1) a_0を求める。
既に a_n=\displaystyle \frac{1}{\pi}\displaystyle \int_{0}^{2\pi} f(x)cos(nx) dxが与えられているので、 n=0 f(x)=xを代入して計算するだけ。

(2) a_n, b_nを求める。
これも同じく。与えられた積分をするだけです。

(3) \displaystyle \sum_{n=1}^{\infty}\displaystyle \frac{sin(nx)}{n} = \displaystyle \frac{π-x}{2} を証明する。
試験終了直前にこいつを見た時は失神するかと思いましたが、よく見ると(1)(2)で求めたフーリエ級数展開する xを移項して変形するだけだったので20秒で解けました。この問題、逆に利用すれば f(x)=xフーリエ級数展開に変形できるので(1)(2)が分からなくても(3)を利用すれば答えの確認ができちゃう神問題だった、、、。

数学は試験時間が30分ということを除けば過去一簡単だったと思います。この後は時間が5分ほど余ったので電気回路の第2問の爪痕残しに行きました。

ということで試験終了。正直時間足りませんでした。

試験全体の感想としては以下の通り。

1. 時間がとにかく足りない
時間がないです。

コロナ禍のせいか知りませんが2年ほど前から試験時間がなんと半分になりました。試験時間が半分になろうと問題の量は半分にならないのはなぜ?どうした?話聞こうか?

ふつうに解いても時間足りないので解き直しはできないので、

電気回路であれば【どこか複素数の計算ミスったかも→プラスマイナス前後の単位の次元があっているかを確認する】,数学であれば【逆行列が合っているか?→実際に掛けて単位行列になることを確認する】など要所で今までの計算正しいかが手軽にチェックするテクを身につけておくと効率的に見直しができるためお勧めです。

2. 紙がとにかく足りない
紙がないです。

解答用紙は各科目当たりA4用紙裏表合わせて1枚分しかないので計算は草案紙でよろしくーみたいな魂胆ですが私はあまりお勧めしません。

なぜなら「ここまで合ってる」アピができないから。爪痕ムーヴと相性が悪いです。文字を小さく書いたり、紙面を有効活用するといいかも。これも練習できるので過去問解く際はA4一枚縛りでやってみてください。

難易度としては、

電気回路:★★☆☆☆
数学基礎:★☆☆☆☆

だと感じました。

専門科目も抜かりなく頑張りましょう。

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うおおおおおおお専門専門専門!!!!とのことで2日目です。専門科目は電気工学と電子工学を選択します。

前回の教訓から、
・試験室はもうちょい早めに入る
・温度調整が容易な服装で行く
・常温水を持ってく
・胃腸薬を持ってく
を実践したらストレスなく試験受けれたので、特に服装とかは考えてみてください。

待ち時間は腹がひたすらに痛いので、永遠に心拍数数えてました。ちな試験前の私の心拍数は140あります。140~150だと体力作りに効果的な心拍数らしいので、いつも試験開始時にはヘトヘトになってます。

ストレス性の腹痛を持つ私としては、腹が痛い自分を冷静に客観視すると収まるので心拍数を数える方法はおすすめです。

ということで2日目は試験直前は心拍数130まで落ち着いたので、とりあえず電子工学が簡単そうだったので電子工学から。

電子工学:7割
教科書に載っている基本的な内容からの出題でした。

第1問 MOSFETの構造:10割
MOSFETの入力抵抗が大きい理由を説明せよ。

MOS構造を書いてゲート端子にとってMOS構造は疑似的なコンデンサになるから入力抵抗が大きいみたいなことを書いてきました。

第2問 ソース接地増幅回路:6割
ソース抵抗あり・バイパスコンデンサありのMOSFETを用いたソース接地増幅回路が出ました。
(1)微小信号等価回路を描く。
MOSFETの微小信号等価回路が与えられるのでそれをぶち込むだけです。

(2)電圧利得を求める。
 v_{gs}を媒介変数として v_i v_oを求めて割り算をすれば出ます。

(3)負荷抵抗をMOSFETと置き換えた時の負荷抵抗 R_Lと相互コンダクタンス g_mの関係を導き、その利点を述べる。
これめんどそうなので最後に解いたのですが結局時間がなくて回路は解けませんでした。「入力抵抗が大きくなるから増幅回路以外の設定を変更しても増幅回路パラメータがそれによって変動しにくくなる」とかそんなこと書いときました。

正しくは電源電圧を大きくせずに大きい負荷を得られることらしい。いや知らね〜。

電気工学:6割
第1問 安定判別法:7割
制御器が K,制御対象が 1/(s+1)(s+2)(s+3)の、帰還率1の負帰還が掛かった普通の系に関する問題でした。

(1)開ループ伝達関数を求める。
今回は2つかけるだけです。

(2)ナイキスト線図を描き、ナイキストの安定判別法により安定となる Kの範囲を求める。
ゲインと位相を求めて適当なナイキスト線図を書いてナイキストの安定判別法を適用します。一度は間違いましたが(3)のあとにミスが発覚したのでやり直して合ってることを確認しました。せーふ。

(3)フルビッツの安定判別法により安定となるKの範囲を求める。
閉ループ伝達関数を求めて、その分母多項式の係数を使ってフルビッツ行列を作り、判定します。分母多項式の係数が全部正にならないと安定でない点を見落とさないように注意です。

解いている途中に気になった点としてKが0または負でも安定であるのか、があります。私的にはそれを許してしまうとゲイン余裕や位相余裕が定義できないと思うのでンンンンって感じです。

多分今回は私がどっちも間違っています。

こういう自分の考えは爪痕として積極的に解答用紙に書いておくべきです。基本的にいっぱい書いてあっても減点されることはないので、白紙になりそうなわからない問題でも必ず何かは書くことを意識しましょう。

白紙同然の場合は何書いてもマイナスにはならないので!つまり無敵の人ですね

第2問 変圧器:5割
(1)開放試験・無負荷試験の結果から変圧器回路定数を導く。
頻出です。これは完答。

(2)電圧変動率を求める。
力率が与えられてるから ε=pcosθ+qsinθなんだろうけど p qの求め方が不明。

定格容量しか与えられてないのにどうやって (p, q)=(rI_{2n}/V_{2n}, xI_{2n}/V_{2n})これ計算するんだろう。定格銅損が書いてあるなら分かるが…。

分からないわ時間はないわで一般式は知ってるアピールをして、あとは適当に値いれて答え書いときました。多分間違ってる。

全体的に可もなく不可もなくですね。

難易度としては、
電気工学:★★☆☆☆
電子工学:★★☆☆☆
くらい。The標準的。べらぼうに難しい問題や初見殺しの問題はなかったのでちゃんと勉強してきた人は解けてそう。

感想としては、
1. 専門は広く浅い!
電気工学と電子工学のみに限りますが、この2科目はやはり基礎科目と比較して広く浅いと思いました。

普通は基礎より専門のが簡単ですが、当然のように知らなきゃ解けないオワオワリ問題が出る時がある(2020年の電子工学とか)のでいくら勉強しようともムリです。

だからこそ知らなきゃ解けない問題とかいう天災を恐るよりも、みんなが解ける簡単な基礎問題を何倍も大切にしてやってください。

2. 爪痕大事ィ
知らなきゃ解けないかららといって白紙で出すのはご法度です。絶対にダメです。

知らなきゃ解けない問題に対して我々が失うものはありません。すなわち無敵の

具体的に爪痕を残す方法として「わからないものを文字で置く」「方針を書く」あたりが有力です。

わからないものを割り切って文字で置いちゃえばその先の議論ができます。方針を書けば問題を理解できていることをアピールできます。

【まとめ】
総評としては上出来なんじゃないかと思います。みんな正解できるような問題はしっかり解けてるし、知らない問題は解けてないしで。

英語、面接も含めたら得点率82%くらいだと思います。(ちなTOEICは685点です。

第一志望は倍率が高い研究室を選択したので受かるかどうかは分かりません。10月までお祈りです。

各科目の勉強法とか頻出な内容とかは別の記事でまとめるのでそちらもお楽しみに。

さようなら。

【結果】
大学院'には'合格しました。

これにて私の院試はあっけなく終了です。合格後は編入試験と同じように受諾or辞退届が届くので割と急いで提出します。

そのほかのめんどっちい書類は2月とかそこら辺に、成績開示は4月以降になってくると思うのでまたその時は追記なり記事なり出します。

みんな頑張っちぇーーーー

【編入】開示請求結果

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開示請求したら成績が届いたので自慢します。

 

・専攻科

数学:7割

専門科目(電磁気+回路):7割

英語:10割

 

総合3位でした、やったぜ!

 

筑波大学(応用理工学類)

専門科目(数学+物理):136点(68%)
外国語:46点(96%)
面接:95点(95%)
総合:277点(79%)

 

専門科目は想像と近い得点が取れていました。多分7割、9割、2.5割、8.5割あたりといった感じ。

 

筑波のTOEICは恐らく860点満点の四捨五入。または、850点満点の小数第一位切り捨てが濃厚。4人分の得点でそれで試したら全員合ってたので、

 

得点=round(スコア/860*50)

得点=floor(スコア/850*50)

 

で間違いないと思います。恐らく大体のスコアでこの2つは一致すると思われます。

東北大学(電気情報物理工学科)
共通科目(数+物+化+英):316点(79%)
専門科目+面接:277点(92%)
総合点:593点(85%)

 

学科1位でした、やったぜ!

 

だいたい点数当たっていました。細かく予想してて、数学68点、物理83〜88点、化学58〜65点、英語100点だったのでかなり良い推測ができていたと思います。

 

多分、数+物+化で72%取れているので目標の7割は達成できていたと思います。

 

個人的に、各設問の得点に重みは存在しないと思います。難問を正解するメリットはありませんね。

 

多分筆記ボーダー80%は嘘です。ただし、英語含めて80%取れれば受かると思います。

 

以上です。

【編入】編入事後関連

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こんにちは。最後に入学の手続きとか単位認定とか色々報告しようと思います。

 

私は令和2年度の東北大学工学部電気情報物理工学科(電気情報関係5コース)に編入学しましたのでそれ以外の学科やコースの場合また違うかも知れません(応物コースは同じかもしれない)。

 

①合格事後の書類について

合格すると入学の意思があるか合格通知とともに紙ペラが送られてくるのでそれに入学するンゴって書いて郵送すればOKです。

 

②お金の振込とかについて

東北大学はほかの大学よりもかなり遅く、二月か三月あたりにそういう書類がドバドバ送られてきたりします。東北大学基金や入学金(…はこのタイミングだったけ?あんまり覚えてない)やら色々振り込んでいきましょう。あとは編入生への案内など色々入ってます。尚、この書類たちを大学が設定した期間(2日間〜3日間くらい)に必着させないと編入辞退となるので死ぬ気で出したほうが多分いい感じです。

 

③入学式について

コロナでなくなりました。他にも編入オリエンテーションなる会合が開かれる予定でしたがなくなりました。

 

あとは3年次向けの履修ガイダンスもあるらしいので例年ならば序盤は結構忙しそうです。

 

さらに、後述する単位認定もだいたいこの時期で、到達度試験に至っては入学式の前日に行うらしかったのでもうすごいです。

 

④単位認定とか履修について

東北大学は、1年生と2年生で取る基礎教養科目(全学教育科目という)49単位が選択分も含めて全部プレゼントされます。

 

しかし何かのバグで1年生と2年生の専門科目は20単位しかもらえないので3年生と4年生のうちに不足している1年生と2年生の単位を回収しなければなりません。

 

ちなみに1年生と2年生での専門科目の必修+選択必修は合わせて40単位ほどなので20単位ほど不足した状態で始まります。

 

(筑波も69単位だし普通ぽい)

 

でも必修科目を単位認定してもらって、3年生と4年生で選択必修稼ぎまくるなどやり方考えればそんな事しなくてよさそうです。

 

高専から持ってきた単位とその評定は単位認定の時に見られます。しかし、評定が可の科目は認定できないらしいです。

 

また、複数の単位から単数または複数の単位への認定も可能とのことで、その際は半分以下であれば可の単位があってもいいっぽいです。

 

ちなみに専門科目に関しては1年〜5年の成績のうち認定に使う科目はいきます。

 

なので回路、電磁気、情報処理、論理回路、実験、数学あたりが優で染まっているとかなり有利な状態でスタート切れると思います。

 

単位認定の方法は専用の申請書と成績証明書,及び単位認定前の科目のシラバスの提出となっています。必要に応じて面接を行うとの記述もありました。

 

単位認定の結果は後述してます。

 

⑤コース選択について

コース選択調書なるものが入学すると間もなく送られてきますが第1希望しか聞かれないので多分第1希望入れます。

 

電気工学コース、電子工学コース、通信工学コース、情報工学コース、バイオ・医工学コースの中から好きなのを選んで出します。

 

同期では圧倒的にバイオ・医工学コースが人気で、他は0人か1人。多くて2人でした。

 

ワイも医工学なので同じコースの人が多く、コース必修科目で詰みそうになってもなんとかなるので安心です。

 

⑥到達度試験について

入学前に工学部生と専門科目で情け無用のサバイバルデスマッチを行うようになりましたが今年はコロナでなくなりました。科目は応数(フーリエ解析複素関数、ベクトル解析)、電磁気、回路、計算機とのこと。

 

試験時間は全部で2時間なのでそんなに難しい試験じゃないのだろうけれど春休みは泣きながら勉強してたので格段にQOLは下がります。

 

恐らく到達度試験+GPAで研究室決まるらしいのでちゃんと内部生も点数取ってくるのではないかと予想しています。

 

中止になったおかげで単に応数と専門の復習ができたので入学後の応用数学Aは楽勝そうです。

 

以上です。またキリがいい時に更新します。

 

〈追記〉単位認定結果

面接なしで20単位全部通りました。電気情報は単位認定楽と聞きましたが本当に楽でした。

 

恐らくA(=優)はかなり取りやすいようになっていますが、AA(=優上)は取りにくいような感じがしました。

 

だいたいの科目が(可の割合が高くなければ)評定Aになります。私も一つだけAA頂きましたが恐らく評価の基準はAAからの変換か、複数の単位群に於いては50%以上AAがないとダメっぽい感じがします。

 

まあ低学年から頑張ってないとダメってことです。

 

つまるところ、高学年の単位は使えない、使えても単位群を認定する際には低学年の評定も見られるよ、ということを知っておいてください。

 

回路と電磁気は高専でやってきた全ての回路と電磁気の単位群が、東北大の回路と電磁気の単位群に変換されるので、この二科目のAA率高いと単位認定無双できます。

 

私は奇跡的に回路でAAが多かったので,平均点が低いと噂の電気回路学Ⅰや電気回路学Ⅰ演習も全てAAになるという東北大学のアツい歓迎を受けました。

 

(といっても自分の単位認定は標準的なものであって、担当する先生によってはもっと高くつけてくれるらしい)

 

以下単位認定の結果となります。

 

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私は4年次で結構頑張って(丸暗記して)AA染めたのですが、電気機器や高電圧などは頑張っても単位認定で使わないので意味なかったです。

 

繰り返しにはなりますが低学年からある基礎的な科目である、回路、電磁気、プログラミングなどは単位認定では必須となってくるのでここは是非AAを稼げるといいと思います。

 

しかし入ってから2年生の単位を回収できるのでそこでいい成績を残せればAやAAも取れると思うのでそれを心に刻めばいいと思います。

 

いずれにしろ単位認定はもっと考えるべきでした。

 

ちなみに単位認定を担当する先生によって結構認定結果違うのでそこ気になりました。

 

例えば、全てA評定の単位群ならば認定後の単位はAA評定になっている学生もいたので割と先生のさじ加減で決まるのかも知れません。やや運。

 

追記でほぼ記事の半分を埋めてしまいましたが以上になります。

 

今の時期、大学編入される方は不安だと思いますが呉々も体調に気を付けて頑張ってください。

【編入】面接対策!

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お久しぶりです。面接キングです。

 

編入も終わり、卒研もいい感じだゾってことで久しぶりに更新しようと思います。

 

このブログ自体面接対策を一番意識していることがありますが絶対成功する面接のプロセスを書いていこうと思います。

 

面接対策は2週間前から

1日前に読んでる人はggです。お疲れ様でした。

 

そのままです。実際やりたいことがあってもそれを話すのはまた難しいもんです。

 

例えば自分の志望動機が他人に理解されやすいかはぶっちゃけ他人にしか分かりません。

 

そのような添削やメンヘラ質問(ほかの大学じゃダメ?ほかのコースじゃダメ?)対策に時間を割くと2週間あると余裕を持って対策できます。

 

先生に面接してもらう

これおすすめです。時間を割いて頂くのは申し訳ない気持ちがありますが相手も大学の教員と同じようなもんなので意見がめちゃくちゃ参考になります。

 

私は面接クソ雑魚祭りみたいな状態だったのでかなり話す言葉の選択から添削までやって頂きました。本当に感謝しかないです。。。

 

東北大の面接は対策しているほど時間がなかったのでそこはなんとか自力で頑張りましたが都立大・筑波大の時の経験を大いに生かせました。

 

あとは友達に聞いてもらって不意な質問を貰うのも面白いです。

 

長所とかを客観的に教えてもらったりかなり助かりました。

 

小さいノートをまとめる

小さいノートを買いましょう。安いので大丈夫です。私はそれに頂いたアドバイスや文章の構成から本番で話す内容を事細かにまとめました。一生使えるものなので今も大事にしてます。

 

質問を網羅する

これは賛否分かれますが私は不安なので体験記を漁りまくって来るべき質問に答える練習をしてました。もちろんその問と答はノートにまとめます。

 

就活の面接も参考になります。例えば「得意なことは何?」はアイスブレイクを目的としていることなど知っておくと色々対応しやすくなります。

 

王道質問まとめ

  1. 志望動機を教えて
  2. 併願校は?
  3. ほかの大学じゃダメ?
  4. ほかのコースじゃダメ?
  5. ほかの研究室じゃダメ?
  6. ウチ来てなにやりたい?
  7. 卒業後の進路は?
  8. 将来の夢は?
  9. 高専時代頑張ったことは?
  10. 部活はなんかした?
  11. 高専でなんかした?
  12. 卒研はなにやってんの?
  13. 卒研とやりたいことが違うのは?
  14. 得意科目は?不得意科目は?
  15. 英語は得意か?
  16. なぜ高専
  17. 特技はあるか?
  18. 長所と短所は?
  19. その研究室はどこで知った?
  20. オーキャンきた?

ざっとこんなもんです。これらに対して矛盾のない答えが用意出来ていれば例に漏れた質問が来ても恐らく対応できるほどには自己を理解していると思います。

質問の意図は以下の通り。

  1. 熱意・説明能力
  2. 熱意・説明能力
  3. 熱意・説明能力
  4. 熱意・説明能力
  5. 熱意・説明能力
  6. 熱意・説明能力
  7. 将来設計・説明能力
  8. 将来設計・説明能力
  9. 説明能力・アイスブレイク
  10. 説明能力
  11. 説明能力・アイスブレイク
  12. 説明能力
  13. 説明能力
  14. 説明能力・自己分析
  15. 自己分析
  16. 説明能力
  17. アイスブレイク
  18. 自己分析
  19. 熱意
  20. 熱意

以上から分かる通り面接で最低限用意しておく話のネタは熱意・将来設計・卒研です。あとは話を盛りすぎず、しっかり自己分析が出来ていれば問題なく通過出来ると思います。

 

深入りするな!

これは私の面接の練習をして頂いた先生からのアドバイスですが、失敗したくなかったら専門用語を軽々しく出すな!と言われました。

 

もしその専門領域が面接官の得意な領域だった時もっと深入りされてボコボコにされます。

 

なので自信のある分野は自分を売りに行くために掘っていっていいと思いますがあまり得意でない分野は深入りしないようにしましょう。

 

最低限の礼儀・作法

一応面接官もしっかりそういうところ見てるかもしれないらしいので…

・ノックは3回以上!

3回未満はトイレです。

・どうぞ!と言われてから入る

ノックの意味

・入ったらor座ったら挨拶をキメる

座って即名前求められたら別案件

・面接官の目を見る

一人一人しっかり均等に目を配りましょう。つくばのとき、横の黒板ばっか見ちゃう自分がいました。

・背筋を伸ばしておててはgoo

私は背筋伸ばすと緊張して終わるのでやや前のめりの姿勢で話しました。

・堂々とおしゃべりをしてくる

面接は面接官との楽しいおしゃべり会です、気楽に行きましょう。ただし質問の意図を汲むのを忘れずに!

 

こんなもんです。質問がありましたらぜひコメントに書いてください。多分見ます。

【編入】令和2年度東北大学編入学試験体験記

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閲覧ありがとうございます。ブログを管理しておりますmememeです。

 

令和2年度の東北大学(工学部-電気情報物理工学科)の編入試験が終わったので体験記書こうと思います。

 

他にも筑波大学東京都立大学も体験記があるので興味がありましたら覗いてみてください。

 

・はじめに

はじめに - 力学激弱のための編入ブログ

・併願

筑波大:【編入】令和2年度筑波大学編入学試験体験記 - 力学激弱のための編入ブログ

都立大:【編入】令和2年度首都大学東京編入学試験体験記 - 力学激弱のための編入ブログ

 

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時は早いもので筑波大学編入試験から一ヶ月。というところで8月20日、ついに東北大学(工学部-電気情報物理工学科-電気情報関係5コース)の編入試験がやってきました。

 

あれから基礎問精講の理論化学編の二周目を開始して、無事終わらせることが出来ました。

 

その後は理論化学がやはり不安だったので重問をもう一周したところ、A問題がだいたい全部理解した上で解けたのでなんとか化学三分野を間に合わせることができました。

 

あとは残り二週間ということで、しばらくサボっていた熱力学と波動を半々、飽きたら一応有機をやって記憶を新鮮にする作業をしよう

 

と思ったらまさかの試験一週間前になって風邪を引きました。

 

熱が高かったので熱力学をやり込んだら治りました。

 

(これスタプラで投稿したらウケてた)

 

とはいえ三年連続で熱力学はないだろうと思っていたため軽めに。波動に注力しました。エッセンスを舐めるようにやりこんで戦えそうな状態になれました。

 

という感じで、今まで不安だった理論化学,熱力学と波動を仕上げられたので試験一ヶ月前としてはなかなか計画通りの勉強が出来たと思っています。

 

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地元から高速バスで前日インをキメて、ホテルは仙台駅から徒歩5分のところに泊まりました。

 

バスの中ではひたすら無機化学やってました。

 

(鉄!銅!遷移元素!!)

 

宿から大学まではだいたい30分で行けます。

 

仙台駅から青葉山駅まで地下鉄一本です。

 

会場は青葉山キャンパスの工学部食堂の二階にある大講義室。中は見られませんでしたが「東北大学_工学部_大講義室」って画像検索すると出てきます。

 

(試験会場は入り組んだ所にあるため偵察は必須です。)

 

数学を一ヶ月ぶりにやったら三重積分をめっちゃ忘れてて泣きながらやりました。

 

ほかの範囲も着手したかったのですが、筑波受かってるし数学はいけるっしょ!!

 

と思ったのでまだやっていなかった有界な数列みたいなやつを三問ほど解き方を覚えて、諦めました。

 

数学はノリで解けそうな自信があったが最低6割,理想7割取らないと物理に処されて普通に落ちる予定なのでなかなかこわい。

 

(東北の電磁気なんか嫌い怖い。あと熱力学出たら死ぬ怖い。)

 

あと無機のバスで取りこぼした範囲をパラパラ確認しました。

 

(両性元素!!)

 

数学あんまり難しくないといいなぁ…。

 

夜は東北編入あるある「試験前夜牛タン食べがち」を実行してきました。

 

あの緑の和えてあるヤツはアオトウガラシらしいです。

 

12時に就寝キメて6時くらいに起床しました。1日目はラフな格好で、雨が降っていたのでタクシーで行きました。

 

(駅から会場までがちょっとだけ遠かった)

 

大講義室に行くと7割くらいの人が座ってました。来るの早い...。

 

自分以外全員記念受験だと思うと心が楽になります。自分が一番頭いいと思いましょう。ちなみにこれはTOEICでも使える。

 

部屋は真っ白です。

 

中には雨天による遅刻(3分程度)もありましたが試験開始はしていなかったので普通にセーフといった感じ。(多分30分程度の遅刻なら受験を認める的なこと書いてあったからそれか。)

 

1日目は数学と物理、お昼挟んで化学がそれぞれ90分ずつ与えられます。

 

頑張って解きましょう。

 

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数学:6.5割

大きめの茶封筒が配られました。試験開始の合図と共に問題用紙、解答用紙、草案紙を取り出し、解答用紙と草案紙に名前を書くよう指示がされました。

 

(これが結構めんどかった。)

 

噂に聞くスマホの回収はありませんでした。

 

ペラペラめくって解法に困らなそうなとこから始めました。

 

[問題 Ⅲ]線形代数:10割

(1)3×3行列A逆行列を求める。

簡単でした。

 

(2)ベクトル\vec{v}についてA^n\vec{v}を計算する。

実は v固有ベクトルというオチ。気付けば簡単。

 

(3)行列をn乗する。

つらかったです。

 

[問題 Ⅱ]積分漸化式:5割

(secx)^{2n-1}0から\pi/4までの積分についての問題でした。

 

(1)n=1のときの積分I(1)

好きな方法で計算しましょう。

 

(2)n=2のときの積分I(2)

ヒント:\dfrac{d(tanx)}{dx}=(secx)^2が与えられたので部分積分すれば良さそうです。

 

(3)n=nとのきの積分I(n)

分かりませんでした。

 

(4)I(n)を含めた数列の極限値を求める。

分かりませんでした。

 

[問題 Ⅰ]線形代数:5割

 xyz空間の位置ベクトルに関する問題と平面や直線に関する問題が出ました。

 

(1)既存のベクトルから位置ベクトルを生成する問題

連立方程式に帰着するので線形代数らしく行列で解きました。

 

(2)点を結んで三角形にする問題

2点が与えられており、1:2:√3の三角形になるときの kの条件みたいな感じ。ガチで三平方するだけだった。

 

(3)平面と直線が云々

分かりませんでした。

 

苦手な幾何で半分取れたからいい感じです。

 

飛ばしてるところ多いけど、本当に時間がなかったので白紙にする問題が多かったです。本当に良くない。

 

ですが、残り時間は積分には挑まずに、見直しと問題Ⅰの(3)の爪痕残しに勤しんだおかげで7割近い点数は確保できたと思います。

 

また、試験中に順番がわかるように解答用紙に通し番号を書けとの指示があったので書きました。

 

が、試験終了の合図と共に解答用紙の通し番号を書き間違っていた(なにィ!?)

 

(は?問題Ⅰと問題Ⅱ逆にしたから数学3割やん...。)

 

が試験監督にその意を伝えたところなんとかオッケーとのこと!

 

(良かった!!!)

 

とりあえず7割近い得点は取れた感触があって安心しました。

 

ほかの人も受験記号番号(TB〇〇〇〇)のTBを書かない事件が発生していたのでなんやかんやあって15分くらい座りっぱなしで試験全体が遅延しました。

 

物理:8.5割

 これまた茶封筒。物理はとりあえず力学が易しそうだったので素直に最初から解きました。

 

[問題 Ⅰ]剛体定滑車:10割

(1)剛体定滑車に長さ Lの糸を巻き付けて力 Fで糸を引き抜く問題

(2)剛体定滑車に長さ Lの糸を巻き付けておもりの重力 gで糸を引き抜く問題

 

慣性モーメントも与えられていたのでめちゃくちゃ簡単でした。

 

[問題 Ⅱ]コンデンサ:10割

(1)内部がρ、表面がσの導体球の電界・電位を図示

ガウスの法則を適用すれば良さそうです。

 

(2)同心球殼コンデンサの電界・電位を図示

ガウスの法則を適用すれば良さそうです。

 

(3)同心球殼コンデンサの静電容量を静電エネルギーから求める問題

なくても良さそうですが、(a)(b)みたいな感じで誘導がついてました。超典型問題です。

 

[問題 Ⅲ]光ファイバー:6割

波が来て多くの受験生がブチ上がってたと思います。

 

(1)光の屈折の定義を20字で書け。

屈折率の異なる媒質に入射すると成す角変わるで〜みたいなことを書いたので、屈折率の異なる媒質に入射すると成す角変わるんだと思います。

 

(2)〜(6)忘れた

(1)のインパクトが強すぎてほかの問題全部忘れました。

 

光ファイバーから光が漏れない条件とかいわゆる全反射条件みたいな問題が多かったです。出来はまずまず。いずれの問題も途中までは解けているので6割はもらえてそう。

 

 

物理が終わり、少なくとも8割は取れた感じがしたので、受かったンゴwと高を括りました。

 

試験会場直下にある食堂でコンビニおにぎりをニッコニコの表情で食ってたので周りの人がドン引きしてました。

 

化学:6.5割

あとは通常運転で化学6割キメる簡単な作業なので気楽に臨めました。

 

でも万一事故ったら全てが無駄になるので事前にノートにまとめた有機化学をガクブルしながら眺めて勉強してるフリをしました。

 

ということで例の茶封筒が配られて試験開始とのことです。無機からやると決めてたので他の問題もチラ見しつつ無機から始めました。

 

[問題 Ⅱ]鉄:10割

鉄の精錬・密度・めっきが詳しく出題されました。電卓が無くてキツかったですが、前日にやったところだったので余裕でした。

 

[問題 Ⅲ]芳香族化合物:6割

今年も多い…と思いつつ解きました。

 

[1]ベンゼンの置換体と誘導体 10割

誘導体の分離、キシレン3種類に塩素を置換したときの構造異性体など基本的な知識が問われました。典型問題なので知ってれば解けます。

 

[2]アニリン 3割

アニリンの製法・性質・加水分解・電子軌道・共鳴体とかが出ました。

履修してた有機材料で勉強をサボった共鳴体なるワードが出てきて全く勉強してないことを後悔しました。

 

多分周りもできてないからセーフ。そもそも芳香族そんなやってきてる人いんのか?

 

[問題 Ⅰ]相転移:4割

なんかよく見たらいつもと違う感じの問題でした。問題の背景はクラウジウス=クラペイロンの式。

(1)熱化学に関する穴埋め

エントロピーとエンタルピーの関係式、理想気体の状態方程式が問われました。

 

(2)微分方程式を解き関係式を導く

前問で作った微分方程式を解いて任意定数が等しいとこじつけ、消去するだけです。

なんで等しいかは、知りません。

 

(3)エントロピーを求める。

なんか色々な値が与えられてるのでこの期に及んでS=H/Tじゃない感がしましたがこれしか知らないので書いときました。多分合ってない。

 

(4)融解曲線と蒸気圧曲線の傾きの違いについて説明

 

意味不明だった。

 

もともと物化は半分も取れればバンザイだったのですが、にしても難しかったのでほかの受験生に聞いたらやっぱり難しかったらしいです。

 

『理系のためのはじめて学ぶ化学』にちゃっかり載ってるので気になる方はチェックしてみてください。

 

ここから化バイは18時まで試験です。...ン?

 

難易度としては、

数学:★★☆☆

物理:☆☆☆☆

化学:★★★★

 

という感想。順に例年通り、下振れ、上振れと言った感じなので全体的な上振れ・下振れは特になかった印象。下手に難しくならなくてラッキーです。

 

去年の物理は難しかった…。

 

自己採点で68%から73%ほどといった感じなので何とか受かりそうという感じ。

 

油断せず部屋に帰ってひたすら面接の練習をしました。

 

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毎度のことながら2日目はスーツです。地下鉄に乗り、大講義室に乗り込みました。

 

人数を確認して機械知能・航空の方々がどこかに連行されていきました。

 

電気情報は最後の方に連れていかれました。

 

面接:9割

まず形式について。面接は筆記試験会場で行われるのではなく、しっかり工学部の棟に移動して行われました。

 

受験生はパソコン室に詰め込まれ、スマホを封筒に封印するよう要求されたのでボロ泣きしながら封印しました。

 

封筒はカバンにしまうように言われたのでいくら暇でもスマホは触れません。

 

暇つぶしグッズを忘れたので何もすることがありませんでした。ツラい。

 

周りを見るとみんな電磁気の本を眺めてて意識の高さを感じました。

 

私は面接ノートがあったのでそれをべーって眺めてました。

 

志望動機だけは話す順番や切り方を覚えました。その他は自分語りをベラベラ話すだけとのことで大得意分野を軽く確認してひたすら待ってました。

 

順番は正確には覚えてないけど、

面接室A→2001,2002,2003,···

面接室B→2012,2013,2014,···

面接室C→2023,2024,2025,···

みたいに3グループに分けるイメージ。1時間くらい待ちました。

 

自分の番になると案内の方がTB〇〇〇〇の方〜と呼んでくれるので指定の階の指定の部屋の前まで案内されます。

 

前の人がとても楽しそうに話してたので「前の人受かってんのかな…」と思いつつ2,3分待ったら案の定楽しそうに部屋から出てきました。

 

面接官の方がドアを開けてくれるので、部屋に入ったら面接開始です。

 

面「(ドアを開けて)どうぞ〜」

私「ありがとうございます。失礼します。」

面「あんま緊張しないでwまずは受験記号番号と氏名を教えてください。」

私「TBの〇〇〇〇番、〇〇高専から参りました、〇〇です。本日はよろしくお願いします。」

面「では最初はベタやつから行きますね~。東北大学を志望した理由を教えてください。」

私「私が貴学を志望した理由は医工学が〜。」

面「へー、医工学をやりたいんですね。さっきあなた医工学の先生のもとで研究してるって言ったけど専攻科で研究する選択肢はなかったのですか?」

私「どっちかと言うと医工学じゃなくて動作解析の研究をなさっているので少し違います。また、医工学の研究は技術的に難しいかもしれないと言われたので貴学で医工学を〜」

面「な・る・ほ・どっ…」

面「勉強以外になんかやった?」

私「英語が好きでオーストラリアに短期留学に行ったことがありま〜」

面「へー、TOEIC900点取りたいんだ。すごく高いですね。(ペラッ)おぉー、790点ですか。高専生にしてはかなり高いスコアですよ。私の偏見ですが高専生って英語出来ないんですよね。」 

私「(せやろ〜結構苦労したんやで〜)」

私「授業がアクティブラーニング形式でないので高専の授業では英語は話せるようになれないと思います…。(お前が言うな)」

面「好きな科目と嫌いな科目を教えてください。」

私「学問的には電磁気学があらゆる物理学の中でも最もベクトル解析を用いた体系化が美しく、魅力的です。問題を解く上でしたら電気回路が好きです!(口頭試問は回路でお願いします電磁気できません)」

私「対して嫌いな科目は確率統計で、例えば確率密度関数などの抽象的な表現は少し苦手ですのでこれから克服していくべき課題だと思っています。」

面「へー、回路と電磁気ですか!電気科ですね~w 統計は出来ないとまずいですね。頑張ってください。」

(左の面接官)

面「電磁気と電気回路でどう医工学に繋げますか?」

私「単体では難しいけれど例えば量子化学と合わせたらNMRイメージングなどが実現出来るのではないでしょうか。(つくばのサイトに載ってたことをベラベラ)」

面「ベクトルポテンシャルわかる?」

私「(えぇ…知らない…)」

私「カリキュラムになかった気がしま…」

面「え?ペラペラ…そんなことはなかった気がしますが…」

私「(これが通じないだと!!)」

私「あっ、あっ、あぁあ、そう言えば5年の電磁波工学でやった記憶がありますがすみません、説明が出来る自信がありません。」

面「ではクーロンの法則は?」

私「荷電粒子の間に働く引力または斥力について記述した法則で、距離の二乗に反比例しそれぞれの電荷量の積に比例した力をもたらします。ただし万有引力とは異なり、斥力をもたらす場合もあります。(水を得た魚)」

面「どういう場合に引力?斥力?」

私「あっ…同種だと斥力で異種だと引力です。」

面「変位電流密度わかる?」

私「(お!これ知ってるわ!^^)」

私「交流回路ではコンデンサの極板間に電流が流れることは認識されてますが、その極板間というのは常に絶縁されているため当然電流は流れません。しかしその現象を説明するために極板間にも電流と等価な概念を導入しようという考えが変位電流で、その電流密度を変位電流密度といいます。」

↑50点くらいの解答なのでしっかり教科書読みましょう

面「キルヒホッフの第一法則わかる?」

私「電気回路において任意の節点に流入する電流の総和が零である法則をKCLといいます。」

私「(…あれ?ほんとに第一法則って電流則か?)」

(真ん中の面接官)

面「じゃあ…電気回路にここから派生して…」

私「(多すぎやろ…)」

(右の面接官)

面「(時計を指す動作)」

(真ん中の面接官)

面「惜しいですが時間ですね。ではこれは合否に関係ないのですがどこを併願したかを教えてください。」

私「筑波大の理工学群の応用理工学類と,首都大の工学部の電子情報システムってとこと,弊高専の専攻科です。」

面「筑波大と首都大はなんで受けたの?医工あったっけ?」

私「筑波は〜、首都大は〜が面白そうなので受けました。」

面「へー、あるんですね。本日は以上です。」

 

面接官も柔らかい雰囲気でソフト面接でした。

 

ベクトルポテンシャルで不穏な雰囲気になりましたが全体的にカバーしたのでいい感じに行けたと思います。

 

(ここだけの話あとから確認したら本当にベクトルポテンシャル当時習ってなかった)

 

テストも人並みに出来て面接も失敗しなかったので手応えはかなりありました。

 

口頭試問でわからない時は質問を素直に変えてもらった方がいいとは思いました。

 

不穏な雰囲気よりはマシかと!!

 

なんか他の面接室質問結構キツかったらしいのでそこら辺は運ゲーだと思いますよ。

 

そんな面接室であんな変位電流の説明したら生かして帰してくれないでしょう。

 

英語:10割

790点で提出しました。面接官の反応からなんかイイカンジだと思います。多分750くらいなのかな〜。と思ってます。

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専門:9割

3年までの成績が微妙ですが9割くらいかと。

 

4年は全部試験フル暗記でぶん殴りました。

 

自己採点は575〜600あたり。耐えた。

 

合否まで長すぎて天気の子見たり有料app買ってみたりYouTube見たりしたけどマジでクソ長いです。筑波より長く感じます。

 

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運良く合格をいただきました!

TOEICを含めれば1,600時間にも及ぶ戦いでしたがかけた時間の分嬉しみがdeepって感じです。どれくらいdeepかというとlim[x→-0]logxってくらいdeepです。

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(7月以降記録あまり付けてません。)

(5月がいちばんしんどい)

(3月はZENPENいこう)

なんか全ての試験において運が良かったというのが正直なところですが、運を上手く生かすことができた自分も大したもんですよ!!ってことにしておきます。

 

ぶっちゃけ筑波も受かる気がしてなくて受かってしまったので東北は受からんかな〜って思ってたので反動もあり幸せです。

 

今年の合格者数は11名/36名(3.3倍)と例年通りといった感じ。

 

なんとこの人数、去年と同じ!

 

ボーダーと定員、どっちだ!

 

私個人的に合格者数とか受験中気になっちゃう人だったので知りたい方のために載せておきます、参考にしてください。

 

機械知能・航空工学科10名

電気情報物理工学科/電気情報関係5コース11名

電気情報物理工学科/応用物理学コース3名

化学・バイオ工学科4名

材料科学総合学科1名

建築・社会環境工学科/土木関係3コース3名

 

以上工学部合計32名/74名の合格とのことです。

 

東北大学は毎年27〜33名ほど取ってくれます。

 

倍率はまちまちです。

 

私自身電気電子に対して全く興味が湧かず、テスト前も解き方とか全部丸暗記して教科書とかほぼ開いたことの無いようなガチ怠惰な高専生だったのでかなり勉強には苦労しました。

 

怠惰な高専生だけでなく、割と全員に言えることとしてはレベルにあった本がやはり大切だと思います。

 

私の場合は徹底研究むずい!からだったのでそれよりも格下の参考書から始めたりしました。

 

プロとの差を如何に埋めるか、ではなく如何に基礎が出来ているか、なので容赦なく自分に合った参考書を使いましょう。

 

東北大は名古屋大、北海道大、東工大、神戸大あたりと被りがちなのでプロの併願に使われることはあまりないのかと思うので、あまり心配しなくていいと思います。

 

あとは勉強時間…一日十何時間とかやる人もいましたが私は飽きっぽい性格なので発狂して出来ませんでした。

(私は平日休日問わず4,5時間もやればおけ!ということにしてました。)

やれる人は多分才能があります。

 

あとは神に祈りました。多分研修旅行とか色んなタイミングで神社とか訪れるかと思いますが基本的に全部編入受かりますようにとしか祈ってません。これ一番大事。

 

以上です。ご武運を!

【編入】令和2年度筑波大学編入学試験体験記

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mememeです。筑波大学編入試験が終わったので体験記書きます。

 

私は【理工学群応用理工学類】の【編入学試験】を受験したため,同じ境遇の方は参考になると思います。

 

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7月13日土曜日、いよいよ筑波大学(理工学群-応用理工学類)がやってきました。ホテルは研究学園駅の近くのとこで、筑波大学までは徒歩+電車+バスで20分ほどです。

 

前日に試験会場前まで行きました。

 

筑波大学は、こう、レンガ!!って感じです。(多分違う)

 

確認したのでやることも特になくすぐ部屋に帰りました。

 

そういえばバスはターミナルの⑥で間違いなさそうですが(年によりけりかも知れんが概ね第三エリアになることが多い)似たようなバスが出ていくので周りの人に聞くなど必ず試験会場にたどり着けるものを選ぶよう注意をしましょう。

 

(周りの編入生がどんどんバスに乗り込んで行っても流されないように。学群によって試験会場が違います。)

 

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試験日程は、1日目に専門科目(数/物)。午前中に終わります。150分間ぶっ通しです。

 

2日目に面接があります。4人呼ばれて各部屋に1人ずつ配置されます。私はー番最初のグループだったのですぐ帰れました。面接はだいたい10分です。

 

筑波大学まではTXで研究学園駅つくば駅、加えてとても高いバスで行きます。

 

第三エリアは社工・コウシスと同じ試験会場です。

 

応理は社工と工シスと違う階で試験が行われます。

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さて筑波は数物を一科目として筆記は一科目しかないため時間配分が勝負を分けます。

 

問題が難しいので解けないのはいい感じに粘って捨てるのがポイントです。

 

応理は部分点が甘いとの噂があるので見極めが大切ですね!

 

あとは時間配分です。過去問では考え方重視でやっていたので筑波は解くのにかなり時間を要した記憶があります。

 

目標は全4問をそれぞれ30分で解くことです。30分余る計算です。

 

あとは大問1が難しいから5分追加したりと色々考えてみてください。

 

私は普段の勉強で時間なんて気にしたことがなかったのでここら辺は不安でした。

 

ということで!朝起きて、ラフな格好して、試験会場に向かいました。

 

同じ高専で応理受ける人がいたので「今年は回路だからw」とか色々話して緊張を和らげました。

 

試験会場は教室でした。席は端っこ。前の方。端っこなので長机を独り占めできました。

 

そしてしばらくしてTOEIC回収、問題配布という流れでした。

 

IP出す人が意外と多くてびっくり。もちろんその時点でほぼ失格です。

 

問題配布されてからが長いんですが、この時間がIBSにとっては一番しんどい時間なので同士は頑張って耐えましょう。

 

数学1 二変数関数:7〜8割

二変数関数が出ました。まず驚いたのは問題の少なさ。たったの3問でした。

 

問題用紙が少し透けててどのくらいのボリュームかは試験前に分かれるのですがあまりに余白が多くて「え?」ってなりました。

 

(1) f(x, y)=1/xy接平面と法線を求める。

これは簡単でした。

(2)平面 \pi z=f(x, y)との最短距離をとる時の座標

 x^2+y^2の最小値かと思いましたが普通に法線ベクトルが等しい条件で解けました。一応どちらの方法でも解けるみたいな分かってるアピールをしました。

(3)立方体と z=f(x, y)の共通体積

(1,1,1)中心の一辺の長さが2の立方体です。グラフ描けばいけまうs。三重積分で解きました。積分するのがめんどかったので立式だけして次に進みました。(正しくはちょっと解いたらありえんめんどそうな積分になって、これ計算ミスったなああああってなったので投げ捨てました。)この時点で35分経過。


数学2 行列と微分方程式:9割

3*3の正方行列A=[(0, 1, 0), (1, -1, 1), (0, 1, 0)]に関する問題

 

(1)固有値を求める

(2)正規化固有ベクトルを求める

(3)対角化する

王道パターン。やるだけです。

 

(4) dx/dt=Axを解く

初期条件は x^T(0)=(1, 0, 0)^Tが与えられます。代表的な固有値の応用。

 

(5) d^2y/dx^2=-e^Ayを解く

初期条件は y^T(0)=(dy/dt)^T(0)=(1, 0, 0)^Tが与えられます。 e^Aを求めて二階を解くので手間がエッグいです。

 

また、任意定数も6個出てくるので初期条件からそれ全てを同定するのは時間も紙も足りず、不可能でした。

 

物理2 電気回路:8割

予言通りほんとに回路になりました。RL直列の飽和とLC直列の振動の問題でした。

 

(1)RL直列を解く

解くのです。

 

(2)電池のする仕事 Wと抵抗に発生するジュール熱 Jを求める

確かエネルギー保存則で解いたのですが、(3)(4)の流れからして出題者としてはあまりうれしくない解き方だった。

 

(3)コイルのエネルギー Uを求める

 U= \dfrac{1}{2}LI^2

 

(4) W, J, Uの関係と物理的意味を説明する

エネルギー保存則から W=J+Udです。

 

エネルギーを溜めたコイルを電源と抵抗から切り離し、そのままコンデンサと接続する。

 

(5)LC振動回路を解く

解くのです。

 

(6)コイルのエネルギー U_Lコンデンサのエネルギー U_Cを求め、グラフをかく

なぜか U_L U_C積分しちゃって時間とともにエネルギーが増加するグラフが出来上がりました。アホ。

 

(7)コンデンサ電荷 Qと電界 Eの関係を説明

ガウスの法則を適用するだけです。

 

(8)コンデンサの変位電流密度 jを計算

定義から j=\dfrac{∂D}{∂t} 

 

数学2といい電磁気もとんでもない問題の多さです。

 

エネルギーを積分しちゃったりところどころミスりましたが電気科だったのでおいしく7割〜8割くらいは取れたような感じがします。


物理1 サイクロイド振り子:3割

力学は激弱なので解けませんでした。というより多分全員解けてなさそうなやつ。

 

媒介変数表示されたサイクロイドのレール上を質点が往復する問題でした。

 

これです。

http://www.catv296.ne.jp/~takeyurasakura/cycloid.html

 

与式は x=2θ+sin2θ,  y=1-cos2θでした。

 

(1)レールの局所勾配が tanθになることを示す。

 y x微分すれば出ます。

 

(2)原点からの弧長 sを角度θで表す問題

分かんなかったので真円の場合で解きました。

 

(3)運動方程式を立てて解く問題

分かんなかったので真円の場合で解きました。

 

(4)力学的エネルギーが保存していることを示す

いよいよ分かんなかったので白紙にしちゃいました。

 

時計を確認したらだいたい20分くらい余りました。つまらないミスはしてないか。本当に関数の概型は合っているか。過渡現象は本当にそうなるか。など基本的な問題の見直しをしました。

 

その後は暇だったので微分方程式を解き進め、点数アップを狙いました。

 

全体的な難易度としては、

数学1:★★☆☆

数学2:★☆☆☆

物理1:★★★★

物理2:★★☆☆

でした。物理の傾向がゲロ変わって助かりました。

 

どうやらほかの受験生の物理1の解答用紙の多くが白紙だったようです。

 

(1)が完答出来ていれば足を引っ張ることはないようですね。

 

完全浮かれポンチ化してましたが部屋に帰って面接の練習に命をかけました。12時に就寝しました。

 

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スーツです。1日目と同じ席に着きます。2日目は出席を取ります。なんか7人くらい消えてました。

 

受験番号が早い順に4人ずつ面接室に招待されてもれなくIMAGINE THE FUTURE.されます。

 

面接:8割

私の場合こんな流れでした。↓

案内の方「ここに荷物を置いてベルが鳴るまで待っててください。」

チンチーン!

深呼吸して3回ノック→「どうぞ〜」

私「失礼します。」

面「どうぞお座り下さい。」

面「受験番号と名前を教えて下さい。」

私「受験番号〇〇、〇〇高専から参りました、〇〇です。本日はどうぞよろしくお願いします。」

面「よろしくお願いします。合否に関係ない質問ではありますが併願状況を教えてください。」

私「はい。首都大学東京と専攻科を併願しています。」

面「そうですか。ではその中で筑波大は何番目ですか?」

私「第1志望です。」

面「わかりました。主専攻ってなんでしたっけ?」

私「応用物理主専攻です。」

面「たまに第2志望の専攻になることがあるのですがそれでも大丈夫ですか?」

私「はい。私は電子量子工学主専攻を志願しましたが現在電子材料の授業を受けており、基礎勉強として量子力学を勉強しています。量子力学自体が楽しいのでその先にある材料の授業も非常楽しみです。なので貴学でその続きを勉強することも1つの選択肢として考えています。」

面「なるほど。では筑波大に入ったら何をやりたいですか?」

私「はい。私は貴学で〜。」

面「わかりました。先程△△先生の研究に興味があると言ってましたがそのようなことはどこで知りましたか?」

私「主に貴学のホームページからです。」

(右の面接官)

面「〜についてやりたいとの事ですが高専で今なにかそれに関することやってますか?卒研とか。」

私「はい。現在卒研として〜」

面「あなたはどんな役割を担っていますか?」

私「基礎勉強中でナントカカントカ…あ、あと最近ナントカカントカな実験もやってー」と上手く説明出来ないのを、

面「つまりウンタラホンタラってことですね。」

私「はい」

(真ん中の面接官)

面「試験全体の出来はどうでしたか?」

私「数学はやりたいことが出来たので満足していますが、力学は見たことないモデルだったため限られた時間内では解法を思いつくことは出来ませんでした。電磁気は振動ということで電気電子系としてもっと取れても良かったのではないかと悔しいところはあります。」

面「得意な科目と不得意な科目はありますか?」

私「はい。私の得意科目は電磁気で、不得意な科目は、ピンポイントになってしまいますが統計や確率分布です。」

面「自分の長所と短所を教えて下さい。」

私「自分の長所は人と分け隔てなく話せることなので貴学に入ってからも多くの人と交流し自らの成長に役立てたいです。短所は納得するまで物事を止められない点です。」

面「でもそれは長所でもありますよね。」

私「(わかる)」

(左の面接官)

面「英語とかは得意ですか?」

私「はい。中学から英語は好きで高専の夏休みにオーストラリアに短期留学に行ったことがあります。(得意とは言っていない。)」

面「それはどのくらいですか?」

私「2週間です。現地では終始拙い英語でしたがコミュニ〜。卒業までに900スコアを目処に取りたいと思ってます!」

(真ん中の面接官)

面「それは高いスコアですねw(なにわろてんねん)」

面「本日は以上です。」

 

外国語:9割

換算式は以下の説が有力で満点が850か860かと言ったところ。どちらにしろ45点は確定です。

 

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あと、どこかで卒業後の進路について聞かれた気もしますが覚えてないです。質問が多くて対応に手一杯でした。


ということでそこそこ厳しめに採点をしてみたら257/350(73%)となりました。

 

不安も過りましたが今回はE科ゲーだったし大丈夫やろ。と思い精神を保ちました。


でも落ちてたらイヤなのでなるべく発表までフラグを立てないように努めました。


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運よく合格でした。筑波の電磁気は私にとって難しかったので問題に救われました。

 

今回は受ける人数もここ数年では最低で55名。その中から26名合格と…これまたここ数年ではほぼ最大に近い人数となっていたようで、難易度としては例年より易しかった印象があります。(倍率2.1倍、実質1.8倍)

 

応用理工学類は10名取ると募集要項に書いてありますが、毎年21〜23名程度取ってくれます。

 

機嫌がいいともっといっぱい取ってくれます。

 

一緒に受けたお友達も合格していたので良かったです。

 

(彼は筑波志望だったのでここでお別れです。)

 

ということでした。特にやることがなかったしレポートが溜まりに溜まって編入どころか留年しそうだったので直帰しました。

 

合格発表は8日後か9日後でした。さらに合格通知はその翌日に届きました。やったぜ。

 

以上です。