力学激弱のための編入ブログ

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【編入】筑波大学対策

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こんにちは、筑波大学(理工学群-応用理工学類,以降応理)の対策で私がやったことや、反省点を踏まえて色々メモしていこうと思います。なにかの参考になれば幸いです。

 

応理は主に物理工学をやる感じの学類で、私はMRIがやりたくて受験しました。

 

試験科目(得点)は専門科目(200)・外国語(50)・面接(100)の3つで、専門科目とは数学・物理のことです。

 

応理は恐らくボーダー、70%ほど取れれば合格することが知られています。

 

次に出題範囲は以下の通り。

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各科目の出題傾向と対策について書いていこうと思います!

 

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一見、試験範囲が恐ろしいくらい少ないからその分難しいのでは?

 

と思われるかもしれませんが、その通り。普通に難しいので安心しましょう。

 

問題数は2問のみで、

 

問題1に微分積分/複素関数を、

 

問題2に線形代数を出題します。

 

問題1ではここ6年くらいはずっと二変数関数が出ているので二変数関数やってれば間違いないと思います。

 

筑波志望のお友達も一変数関数は全部飛ばしてそこしかやってなかったので結構そういう人多いのか?

 

最初に言った通り結構歯ごたえがある問題がゾロゾロ出てくるので、繰り返し問題を解いて理解度を深めるしかないと思います。

 

やっぱ何回も問題集の問題解けばロジックに慣れてきたり、抽象的だったことも理解できるようになってくるので喜んで何度も解きましょう!

 

初心者にオススメな本が『編入微分積分徹底研究』です。

 

難易度的には数学の教科書と編入数学の参考書のちょうど間くらいのレベルだと思います。

 

この本のいいところは数学の授業をあまり聞いてなかった人でも順序よく、網羅的に微分積分を学習できるので初心者に最適な点です。

 

また、教科書とは違って編入に出そうな事柄に焦点を当てているため編入で使う数学が強くなれます。

 

あとは類題の多さも魅力的です。『編入数学徹底研究』とは違い、章末問題も易しいので良いです。

 

逆にちゃんと授業聞いてたという方は冗長なので他の本からスタートでもいいかも知れません。

 

あとは応理でよく出る問題が詰まっているのは『大学編入問題集 数学/徹底演習』や『大学編入のための数学問題集』あたりがオススメです。

 

この二冊は易しくはないので間に『編入数学過去問特訓』を挟むとスムーズかもしれません。全部やろう!!!!!

 

あと微分積分の他に複素関数も出ます。

 

今のところ点群の写像しか出てないので『大学編入問題集 数学/徹底演習』で類題をやり込んで慣れました。

 

複素積分よく分かんないけどワンチャン怖いからやっておきたい!という方には以下の動画で複素解析を勉強すると良いです。

複素解析論ショートコース:【前編】複素関数論ショートコース【複素積分って何?】【ローラン展開って何?】 - YouTube

だいたい50分でだいぶ見通しが良くなると思います。

 

見終わったら『編入数学徹底研究』などをやって確認しましょう。

 

問題1は以上になります。

 

次に問題2の線形代数では主に固有値が出るので固有値やっとけばやっちゃえ日産です。

 

難易度としては問題1ほどは難しくないけどそこら辺の大学よりは少し難しい感じだと思ってます。

 

こちらも参考書グルグルしてればコツが掴めてくるので参考書やりましょう。

 

初見では解釈を諦めて解法暗記でもいいと思います。解釈は後から追いついてきます。

 

初心者にオススメなのが『編入線形代数徹底研究』で、先程の『編入微分積分徹底研究』と姉妹本となっています。

 

私の3年の時の線形代数の授業は胸を張ってクソだったので線形代数もイチから始める民にとってはありがたい本でした。

 

終わったら『編入数学過去問特訓』や『大学編入問題集 数学/徹底演習』をやりましょう。時間があったら『大学編入のための数学問題集』もいいと思います。好きなのをやりましょう。書いてあることはだいたい同じ。

 

あとは稀にベクトル空間からも出題があります。3〜4年に一度くらいの間隔で今まで2回出題例があります。

 

ベクトル空間とは図形とかの話の空間ベクトルではなく、色んなモンをベクトルにしていく感じの分野です。抽象的なので理解するのがちょっと難しいです。

 

でも難しいぶん問題の難易度はかなり控えめなのでテンプレ問題やっとけばなんとかなるレベルです。

 

正直『編入線形代数徹底研究』の問題やっとけば対処出来るレベル…だけど難しいのが出たら知らん。

 

とはいえ難しいの出たら多分みんなお釈迦だからそれで落ちる分にはイイかーと思ってそんなに凝った問題は特に対策しませんでした。

 

数学は以上になります。

 

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物理も難しいけど、東北大学とは違って出題範囲が狭いのがよい。

 

問題1で力学を、

問題2で電磁気学を出題されます。

 

問題1はだいたい剛体の力学から出題されますが、稀に質点の運動や連成振動、衝突が出てくるので結局ちゃんとやる。

 

物理忘れた人は各々好きな本で思い出してください。私はみんなだいすき『物理のエッセンス 上』で思い出しました。

 

結構忘れてて泣きながらやりましたが、薄いので力学の章は三週間くらいで終わりました。

 

終わったら『弱点克服!大学生の初等力学』をじっくり何回も解いて大学範囲の力学をやります。

 

『大学1,2年のための演習物理』でもいいですが、問題数が少ない感じがする。

 

私は力学が苦手だったので体系化にかなり苦労し、ストレスで発狂しながらやってました。

 

あんまり多くをやってもなーと思ったのでその二冊しかやってないです。

 

こんなにやれば解けるだろ!って思って筑波大学の過去問を見るとやっぱ解けないので、難しい剛体の対策に『詳解物理学演習 上』をやりました。オススメです。

 

これで戦えるのかよく分からなかったので、色々な大学の過去問をトライして腕試しをしたのですが、これが良かったんです。最初からこれやっとけば良かったーってなりました。

 

大学力学の基礎が出来たら(これをさっさと終わらせるべき)過去問やった方がいいです。むしろ過去問演習するために基礎勉強はすぐ終わらせるべきだと思いました。

 

やった大学は東工大、阪大、名大、北大、電通大でした。

 

分からない問題は物理の先生に聞きましょう。もちろんちゃんと自分の考えを話した上で聞きましょう。

 

まとめると、力学は基礎勉強しつつ剛体はちゃんとやる。以上です。

 

電磁気に関しては私は電気科だったので最初からある程度知識があり、習得にあまり苦労しませんでした。

 

とはいえ今まで蔑ろにしていた項目が多かったのでそれらを網羅するのには苦労しました。

 

例えば電気影像法や仮想変位の原理など…。

 

オススメの本は『弱点克服!大学生の電磁気学』です。これをグルグルするといいと思います。

 

飽きたら高専で買った教科書『例題と演習で学ぶ電磁気学』をやりました。

 

電磁気はこの二冊で十分でした。

 

筑波大学は前までは電界しか出ませんでしたが最近は磁界やら電磁誘導やら過渡現象やら何でも出すようになったので全体的によく勉強すると良いと思います。

 

個人的には磁性体は出ないとは思う。自己責任でお願いします。

 

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TOEIC L&R TESTを提出します。間違ってもIP(学校で受けるやつ)は出さないように。その時点で失格となります。

 

850〜860で満点です。しかし700以上あればもう誤差の範囲だと思うので数物にシフトしていいのでは〜。と思います。

 

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面接はなんとなんと100点配点。先人から「なぜ?」を追求してくると聞いたためよく練習しました。先生ありがとう。

 

詳しくは編入体験記・筑波編でオナシャス。

 

最後になりますが筑波大編入試験応援してます。

 

以上です。